環境エコロジー

日南市の情緒的町づくりを支援するサイト

日南市

九州宮崎県

 

自律神経

老年病

西洋医学・漢方・気功

風水健康法を支える陰陽五行

風水エネルギーが健康を左右

寝室と方位の関係

 

西洋医学・漢方・気功

西洋医学・漢方・気功

更年期障害について

講師:龍 允鋼(りゅう いんこう)

通訳:李 偉全

♦ハイスピードな時代を生きる日本人

南先生にこのようなチャンスをつくっていただいて大変感謝しています。

これは専門の講義ではないので、日頃、皆さんが感じているだろうことを自分なりに考えて、お話ししたいと思います。

現代社会はそもそも時代の進み方が早過ぎるような知ヾします。ハイスピードに進展している社会の中を生きている人々は、どうしても精神的に高度に緊張した状態に置かれてしまいます。まして、日本人は世界一忙しいと言われていますから、本当に大変ですね。(笑)

病気から見ても、日本人が忙し過ぎるということがわかります。過労死とかストレスとか、そういう言葉もあります。こういう激しい社会の変動に適応するために何よりも大事なのは、「健康な身体」と「安定した心理状熟だと思います。こうして初めて忙しい時代を生き抜いて、健康な身体を保ち、そして長生きを求められると思います。

マスコミでも健康のことは大変話題になっています。健康を考えるなら、まず日頃の保健知識一一健康をいかに維持するかということが大事だと思います。

忙しい社会の中を一人一人生きているわけですから、同じ方法で対応するわけにはいかないですね。個人として、最もその人にふさわしい方法を見っけることが必要だと思います。

そうすると、健康に関する知勤ヾなければ、いくら頑張ったところで余り効果がないと言っていいでしょう。せめて、基本の保健知識を知っていただきたいですね。

今までの気功教室と健康相談の中から、あるいは一部の患者さんとの付き合いの中から、こういうことに如ヾつきました。それは、「股の保健知勘に関して余り知らないことです。医学が発達している今日でも、「旦痛知こなったり、健康にやや不安が出てきたら、どうやって対応したらいいかわからなくなってしまうんです。そこで、今日は健康練拝のためにどうすればいいかという、おおまかなことについてお話ししていきたいと思います。

♦西洋医学と漢方医学、気功との比較

西洋医学と漢方医学と気功、この3つのことについてそれぞれの特徴をお話ししてみたいと思います。

できるだけ難しい専門用語を避けて、私たちの身近な言葉で表現したいと思います。今日の最も大きな狙いとしては、皆さんに気功、西洋医学、漢方医学の特徴について少しでもわかっていただければそれで良いと思います。

基本の知識が身に付いた方は、これからどうやって自分の健康維持に努めれば艮いか、わかっていただけると思います。

これは一つ一つの病知に対応する方法についての話ではないですけれども、これがわかれば、一旦病気になつたり、もっと身体を丈夫にしたい時はどれを選んだらいいか、大体見当がつくでしょう。

それでは、これから一つ一つについてお話ししていきましょう。良いところと軌、ところ、そういうものを羅列することによって比較ができ、どれが良いか、どういうところが不十分なのかわかってくると思います。

♦人間の身体はさまざまな元素から成ると考える西洋医学

まず、西洋医学からお話ししましょう。

現代の医学の分野では、西洋医学は最も主な治療手段と認められています。世界中-日本でも・中国でも、ヨーロッパでもアメリカでも、どこでもそう考えられています。科学についての研究も西洋医学がもとになっています。西洋医学の理論から考えると、人間の身体はさまざまな元素から成るということです。さまざまな元素が身体の中に含まれていて、絶えずバランスよく運動しているという状態です。それさえ確保されれば、「健康」ということです。 そして・さまざまな元素はいつまでもバランスよく保たれているわけではなく、一旦、外部あるいは内部から影響を受けるとそのバランスが崩れる時もあります。そうすると病知になります。その足りない元素を改めて補給すると、またバランスが保たれます。つまり、病気が治るわけです。

元素というのは化学元素のことです。例えば・血液の中にはカリウムという元素が含まれています。このカリウムという成分は血液に大きな影響を与えています。特に、心臓に影響が強いです。カリウムの濃度が高くなると心筋に抑制作用が発生します。心臓はカリウムという元素に対して、とても敏感なところです。最近、外国の雑誌で見たんですけれども、患者を安楽死させるために、医者がとても濃度の高いカリウムを注射したそうです。

逆に、カリウムの濃度が低くなってくると・心脈が速くなります。そうすると、不整脈になってしまいます。

例えば、誰かが痛知になって、おしっこをたくさん出すための注射とか薬を飲まされると、不整脈になる恐れがあります。心臓というところはとても敏感です。

ビタミンEは細胞の代謝を促すことのできるものです。特に女性の方ですが、お化粧の代わりにビタミンEを飲む人がいます○そうすると、顔につやが出てくる。美容のために飲んでいる人もいます。

ビタミンEは美容の効果の他に、不妊症の人に飲ませると治ることがあります。もちろんすべての人が治るわけではないのですが、一部の人ですが不妊症が治ったんです。

今、お話ししたことは難しそうに聞こえますが、言いたいことは中に足りないものがあったらその元素を補給すると病気が治る、バランスが戻るということです。癌の治療とかエイズの治療とか、そういうさまざまな最新の治療法もそこから生まれたと思いますe元素を補給することによって、病気を治すということです。

確かに今の西洋医学は科学に基づいて発達しているわけですから、どんどん伸びています。新しい機械も研究されて、作。出されています。ただ、いくら発達しても一つ足。ないところがあると思います。それは、人間の身体というのは一つの完成体ということと、それから個人個人によって身体の事情が違うということに気がついていないと思われることです。

♦西洋医学の利点

西洋医学の利点についてお話ししましょう。

その利点としては、内臓を切つたり・あるいは身体を軌ナたり、直接見ることができるし、ホルモンとか血液とか分泌物を抽出することによって検査することができますから、それに合わせて治療の方法が生まれるわけです。そこが利点だと思います。直接的に見たい箇所を見ることができるということです。

どこが惑いか検査することができるという利点があるわけです。その次は治療です。それは何が利点かといいますと、効果が早いことです。

もう一つは、比べやすい、見やすいわけですから、どのくらい薬の豊を使えばいいかわかります。

もっと直接的な治療法といいますと、メスを入れることです。痛いところ、駄目なところを身体から取ってしまえば、これで治るわけです。

あとは放射線治療なども結構効果があります。コバルトを直接患部に当てると、癌などは死んでしまいます。今のところわかっているのは、効果が皮膚だけではなくて、細胞の中まで浸透しているということです。そうすると、研究にとってもかなり有利になってきます。

♦西洋医学の欠点

これからは欠点です。漢方の治療と比べてみましょう。西洋医学の治療法は、ほとんど局部のものにしか効果がありません。全体に対する治療∴謝整になると、漢方に比べると大分軌、と言えます。

例えばカリウムが足りないとわかったら・カリウムを補給すれば治ってしまいます。ただ、ガソリンが足りないから補給すればいいというわけではないですから、補給する間に、うっかりして他の痛知こなってしまう恐れもあります。

例えば、補給の速度が早過ぎるとか、濃度の高いものを入れてしまったとか、そういう細かいところにうっかりすると問題が起こります。

それから、病知になるとよく抗生物質を与えられます。これは良い面もありますけれども・悪い面としては胃腸に良くないんです。お腹をこわしてしまいます。

抗生物質を与えることによってお腹をこわすのは大したことはないんですけれども、一番怖いのは骨髄まで浸透してしまうと、そこの榔巳を壊してしまう恐れがあるんです。骨髄で血液を作りますから、その機能を壊してしまうと大変です。血液の再生障害になります。再生障害性貧血一一抗生物質の投与の間違いでよくあります。

私が前に病院で治療に当たっていたときに、何人かの患者さんにそういうことがあったんです。少し抗生物質を飲んだだけで、一年以上病気になったんです。一年たっても治らないし、もっとひどい人は七/堆たってもまだ駄目です。

それから、皆さんもご存じだと思いますが、抗癌剤の使い方です。いろいろな副作用が起こります。要するに、西洋医学には副作用という間勘ヾあります。

♦漢方の陰陽理論

次は、漢方にしましょう。まず、漢方医学の見方としては、人間の身体をっの完成体として見ているわけです。バラバラになっていたものを一つにまとめるのが何かといいますと、

経と線です。さらに、人間のことを山とか海という大自然と同じように見ているわけです。何にも陰があって陽がある-つまり、体の中にも陰があって陽がある、そのバランスが常に保たれていると考えているわけです。

陰陽のバランスが崩れるのが病気です。陰腸は何にでも、例えば、天気、気温にも通用されます。今は秋ですから・気温の変化が割に激しいと思います。

そうすると、人間の身体がそれに適応できないために病知になることが多いです。外の陰気が多い時は、体内ではうまく対応できない場合があるんです。夏の間は、陽気が割に多い季節です。そうすると、日射病とか夏パテとかかあります。

要するに、夏でも秋でもそれぞれ外部の変化に伴って、身体の中の対応ができない時があるわけです。それにうまく気をつけてバランスをとることによって、病気をなくすことができます。

漢方医学での治療は、こういう考え方一一陰気を取り除く、あるいは陽気を補うということを考えている治療法です。西洋医学と比べて一番大きな違いは、体内のものを大事にしているということです。

♦漢方医学の利点

では、これから漢方医学の利点について比べてみましょう。

漢方は理論でもお話ししたように、全体という概念が軌、ということ、人間の身体は一体化しているということです。一体化というのは、一つの臓器ともう一つの臓器の間が何かで勅ヾっているということです○だから、気功の練習をしている時のように、ここはどこと繋がっているということが言えるわけです。

漢方の治療の場合、あるいは身体を元気にする場合・局部ではなくて身体全体のことを考えます。つまり、手足が悪くても全体のことを考えて治療するわけです。そうすると、西洋医学に比べて効果が安定するということがあります。

具体的な例を挙げますと、不眠症の時、西洋医学のお医者さんにかかると睡眠薬を与えられますね。ところが・漢方のお医者さんにかかると、いきなり薬を与えられるわけではなくて、まず不眠症の原因を追求されます。腸の働きが悪いから眠れないのか、それとも暑いから眠れないのかとか、膵臓が原因で眠れないのか、いろいろ考えます。そして原因がわかった上で、睡眠薬を与えるわけではなくて、例えば大腸が湿熟(漢方用語/陰陽バランスが悪く、便秘や下痢の症状を起こす)の場合は、「水をたくさん飲みなさいJと言われます。

原因別に対応策があるんです。

先ほど身体の一体化のところでも話したように、一つ一つの臓器が繋がっているということですね。例えば、心臓と小腸は陰陽の関係にあり、舌と関係がありますから、心臓がいいか意いか診断する場合、よく漢方のお医者さんにかかると「舌を出してごらん」と言われます。どうして心臆が悪いのに舌を見せるのかと不思議がりますね。しかし、漢方ではそこが憲いからそこだけ診る、そこだけ治すというわけではないということです。ほかとも関係があるということを必ず考えます。

漢方医学のもう一つの利点は・何事も弁証法的に考えます。つまり、西洋医学のように頭が惑いから頭を治すとか、足が憲いから足を切ってしまうという考えとは違います。周りの環境あるいは隣との繋がりということをいろいろ考え併せた上で、一つの治療法が決まるわけです。

それから、漢方医学での検査の方法は・割合簡単なものだと思います。「表面的なものを目で見る(望)」「患者の話を掃く(闇)」「脈をとる(切)」「医者が質問する(問)」、それによって診断するわけです。

また、薬を与えるとなると、薬はほとんどすべて大自然からくるものです。西洋医学はいろいろなものを混ぜて合成したものがほとんどと言っていいでしよう。ここで一つわかるのは、自然からくるもの程、副作用が少ないことです。なぜそういうことを言うかといいますと、人間と自然の関係を見ればわかると思います。

それから、もう一つの利点としては治療の手法がとても簡単です。例えば、鍼一本でどんな病気も治ってしまいますし、麻酔にも使われています。鍼の麻酔で長もよく知られているのは、甲状腺の手術です。非常に効果があります。

鍼で麻酔をかけると、手術の途中で傷をつけたりすることを避けることができ るんです。

例えば、甲状腺の手術の時、首のあたりに声帯に大きく影響する細い神勘ヾあるんです。うっかりしてピンセットで挟むと、3カ月くらい駄目になってしまうんです。鍼麻酔の場合は、麻酔をかけられた人は意誅がはっきりしているから、神経を傷めることもなく順調に行われます。

中国の病院で手術をする場合に、麻酔をかける時、もし首の上の部分の手術だったら、ほとんど鍼で麻酔をかけます。その方が効果があるということです。

♦漢方医学の欠点

今度は湊方医学の欠点についてお話ししましょう。

診断の確率は西洋医学に比べると余り高くないと言えます。西洋医学の方がもっと突っ込んで見ることができますから、当然高いですね。つまり、恥1診断しかできないんです。細かいことはできませんから。

そして、その治療効果は西洋医学に比べると、どうしても遅いです。全体のことを考えて治療しているわけですから、それも無理はないと思います。全体は広いですね。直ぐに治ってしまうことは余り期待してないです。

だから、急性の病気の場合・余り役立たないと言えます。皆さんもこれがわかれば、これから病気になって治療法を考える時、慢性病だったら漢方が艮いとか、急性病だったら早く西洋医学のお医者さんにかかった方が艮いとか、そういう判断がつくでしょう。こういう基本知識がない人は、病気になったら迷ってしまうことがよくります。

♦気功は不思議なものではない

それでは・次に気功についてお話しましょう。

今、日本で気功はブームです。どこへ行っても気功教室が開かれているし、気功治療とかいろいろな看板が出ています。そして、いろいろな気功が教えら れています。

これはマスコミの責任もあると思います机いろいろなところで気功が不思議なものと言われていますから、一般の人も気功と聞くと、どうも不思議なものだというふうに思ってしまうんです。例え吼朝早く、太い木の前で木を抱えて何をするかわからない、あるいは槍で喉を刺されても平気だというのはわか。ませんね。これも気功の一種ですが、どういうものか余り説明されていません。マスコミではこういうものがあるという紹介だけです。不思議な現象ばくなります。

ここで言いたいことは、ぜひ一人一人気功に対する基本知識を身につけてはしいということですe正しい知識を身につけた人は、興味が軌、て気功をやりたいという時に選択ができますから、とてもためになります。

今、日本にも気功師と言われる人が沢山釆ました○気功に関する本もかなり出ています。ただ、どうやって読んだらいいか、そこが問題です。できれば、ある程度基本知識を身につけた上で、本を読んだ方がいいでしょう。

これから、気功に関して良いところ・惑いところ、そしてどうやって区別すれば良いか、お話ししましょう。

♦気功は漢方医学の範疇

気功とは何か、まずそれを突き止めてみましょう。

気功は漢方医学の心理的部分と密接な関係にあります。それに手足の動き、呼吸を併せたものが気功だと思います。

心理的なものと呼吸、動きの組み合わせです。「般の太極拳とか体操なんかとは大きく違うでしょう。もっと厳しく分類すると、漢方医学に入ると思います。

もし、漢方医学の中に入るということがわかれば、考え方も漢方医学に従わなければなりません。人間の身体は一体化しているとか、臓器同士が勅ヾっているとか、そういうことも認めなければなりません。臓器一つ一つが協調性を持っています。協謝しなければ共に発展しないということです。

これら臓器の協調を何によって達成するかというと、「知です。血液の流れはよく知られていますが、気が流れているというのは余り知られていないようです。血液の流れは気によって押されているということです。

ですから、「気血の流れが良い」という言葉がありますね。流れが悪くなると病気になります。詰まったところに病気が出てきます。中国に、「通らなければ痛い、通れば痛くない」という言葉があります。日本人によく見られる肩こりも、その辺の気血の流れが憲いためです。そういうことがわかると、気功をやったり、気功の治療を受けたりすることによって、大分和らぐようですね。

先ほどの陰と陽のバランスも、気血の通りがよくなると保たれることがよくあります。

♦気功をやると何ができるか

皆さん、気功をやると何ができるか、身体がどうなるかとか、そういうことに大きな関心を持っていると思います。

まず、一つ言えることは、気功をしている方が心身が安定します。もっと難しい言葉で言いますと、入静して身体がとてもリラックスしています。入静して、筋肉がリラックスしている時は、気血の流れが良くなります。各部の臓器の連絡や繋がりがとても緊密に保たれます。

普段、仕事や遊びから帰ってくると筋肉がかなり緊張していますね。気功をやると筋肉がほぐれて、緊張がほぐれます。そうすると、気血の流れが良くなって健康が保たれる、そういう関係になります。

気功をやって身体の健康を保っことや病気を治すことは、外から何か元素を注射したり飲んだりすることとは違います。もっぱら、身体自身の自動調節機能に頼っているんです。外部からのものがないですから、一番安心できるのは副作用がないということです。西洋医学にも副作朋ヾあるし、例え漢方薬でも、いくら大自然から来たといってもやはり副作用はあります。気功の場合は、そういうものに全く頼らないですから、副作凧まないと言っていいでしょう。ここは皆さんに大きな魅力だと思います。

それから・気功も漢方医学と同じですから、全体のこと、身体の一体化ということと、何事も弁証的に考えることがとても重要です。それから、もう一つ、一部の方や若い人は関心を持っていると思いますが、気功をやると潜在能力が引き出されます。

身体中の一つ一つの臓器あるいは各部の機能は、一生懸命頑張っても20%く人は気功をやることによって、今までの精神状態が変わったとか、あるいは他の人にないカトー超能力がでるとか、そういうことがよくあります。

そこまで求めなくても、気功が何よりも一番良いのは全体の体質を高めることです。全体の体質が上がったか上がらないかは、健康な人にとっては余りわからないです。区別がつかない位ですね。病気の人は大分違います。

西洋医学のお医者さんは、恐らく一生懸命勉強してお医者さんになったんでしょうが、漢方医とか気功で治療できる人あるいは気功師と言われる人はほとんど患者だったんです。本人が病気で、気功をやって良くなった。そして人に教えるようになったんです。

日本にも病気の人が多いですから、その人たちが気功をやって良くなったり病気が治ると、他の人にも教えるようになる。健康な人は時間をかけて気功をやろうとは余り考えません。

病気の人と言っても、もっと細かく言いますと、重病だった人が多いです。

重病で、いろいろなところで治療をしたが、それでも駄目だった。それで、気功を半信半疑でやってみて効果があったり、良い感じだった人は夢中になって気功をやるようになります。

中国の気功が日本でこれだけ広まったのは、気功師のパワーが強いということもあるかもしれませんが、日本の患者さん達が気功をやるようになって宣伝したからです。

しかし・これからは気功をもっと深く認識して、気功法を日ごろの健康維持に取り入れることが必要だと思います。

♦気功の欠点

今度は気功の欠点についてお話ししまよう。

気功は十人十色といって・1百人いれば百の効果が出ますから、同じ効果を求められません。

それと、漢方医学のように気功の効果は遅いです。たまたま身体の敏感な人なら良いのですが、鈍い人は効果が遅いですから止めてしまいます。日本人はせっかちですから、二、三回やってみて駄目だったら、本当に目も向けないくらいですね。(笑)全体の調子ですから、効果が遅いのはしょうがないんです。

それに、先ほど気功は副作用がないと言いましたが、たくさんの気功法がありますから、同じものをやっても人によっては合わないものもあります。ですから、その人に合うものを選んだ方がいいと思います○うまくいかないと偏差(気功法の間違った理解、やり方で出る反応)が出ます。

こういう例は日本でも中国でもたくさんあります。軽い偏差の場合はちょっと気分が悪くなる位ですが、ひどくなるともともとある病気が悪化することもあります。一部の人ですが、精神病患者になる恐れもあります。それは教える方に問題があったり、知議の不足からなるものだと桓います。

具体的に例を挙げますと、もともと精神的にもろい人、内気の人、余り明るくない人が念力気功-+頭を使う瞑想的な気功で、簡単なものは良いですけれども、難しいものになりますと精神がおかしくなる場合があります。

それから、鬱病とか内気な人でなくても、普段、忙しい人-一頭が高度に緊張している人も、難しい念力気功は向かないと思います。

今までの相談の中にこういう例があります。手の神経が緊張しやすい人で、しばらく体力気功をやったらだんだんはぐれました。その後、念力気功に進みましたが、うまくいかなくてまた緊張してきました。なぜかと相談に来たので、いろいろな言葉をかけて誘導してみました。そのうちに緊張がほぐれました。

そのようなことから、このように高度に緊張している人は、余り念力気功には向かないことがわかりました。

また、教える方がうまく誘導できるかできないかによって、効果が逆の場合もあります。うまく誘導できないために偏差になってしまいます。 それから、気功の治療ですが」短い期間で治りたいという人は余り期待できないと思います。かといって、漢方医学に比べれば早い方です。ただ、具体的に個々の場合での効果が遅い、早いはあります。

西洋医学・漢方医学、気功のそれぞれの特徴と利点・欠点についてお話ししてきました。

恐らく、皆さんがここにいらっしゃるまでは、気功と漢方とかとても不思議なことと思っていたかもしれませんけれども、難しいことはありません。医学の本を蔑まなくても、こういう基本の特臥区別がっけば大体わかるはずです。

気功が艮いから気功だけで病気を治そうとか、西洋医学が早いから西洋医学が良いという、そういう考え方もよくありません。総合的に考えるべきです。

お互いの長所をとって、短所を補うということです。

♦中国で行っている三者結合

では、実際に今中国ではどうなっているか、それをお話ししたいと思います。

中国では「中西結合」という言葉があります。つまり、漢方医学と西洋医学の結合で、病気の治療に当たるということです。最近は気功の結合によって病

気の治療にあたるということもあります。中国ではかなり昔から、中西結合に力を入れてきました。世界的にも注目されています。

医学生も漢方医学と西洋医学の両方の知識を勉強しています。それから、臨床では治療にあたる医者に対しては「中西結合」を厳しく要求しています。それぞれの長所を取り入れるということは、例えば西洋医学だったら設備が良いですね。それをうまく利用して、検査する。それから、西洋医学の薬は効果が早いし、具体的な対症性が強いので、それを利用して取り合えず病気を静めます。病気をひとまず抑えて、それに漢方薬を併せて全体の調整を行います。さらに気功を併せます。

気功を併せることによって、例えば西洋医学の薬を最小限に減らすことができます。薬というのはあくまでも外のものですから、いくら良くても副作用があります。

抗癌剤などは確かにすばらしいです。癌を殺しますが、同時に良い細胞まで殺してしまいます。もし、三者結合(西洋医学、漢方医学、気功)によって治療すると、抗癌剤は最小限に抑えることができます。それに、漢方薬で具体的方薬を与えて、副作用を少なくする。それでもまだ外のものですから、一応副作用は残ります。それで気功を併せると、気功というのは体内の自動謝整ですから、副作用をさらに減らすことができます。そういう結合によって、大きな効果を得られます。

治療の効果を上げると同時に、治療の時間を短縮することもできます。治療の場合は、時間がかかるとどうしても悪化してしまう恐れがあります。

♦白血病

それでは三者結合の例として、白血病についてお話ししましょう。

白血病には今まで抗癌剤ばかり使っていますが、死亡率も高いです。なぜ死んでしまうかというと、抗癌剤を使うと体質が弱くなるんです。免疫力が落ちて、弱って死んでしまいます。

早いし、具体的な対症性が強いので、それを利用して取り合えず病気を静めます。病気をひとまず抑えて、それに漢方薬を併せて全体の調整を行います。さらに気功を併せます。

気功を併せることによって、例えば西洋医学の薬を最小限に減らすことができます。薬というのはあくまでも外のものですから、いくら良くても副作用があります。

抗癌剤などは確かにすばらしいです。癌を殺しますが、同時に良い細胞まで殺してしまいます。もし、三者結合(西洋医学、漢方医学、気功)によって治療すると、抗癌剤は最小限に抑えることができます。それに、漢方薬で具体的な疾患部位-「腫瘍のあるところに治療を施すことができます。

三者結合の利点は先ほども個別にお話ししましたが、西洋医学だったら機械が艮いから発見が早い。具体的に病気がどこにあるか、すぐわかります。薬を使うとすぐその症状が和らぎます。ただ、副作用が大きいので、そのために漢方薬を与えて、副作用を少なくする。それでもまだ外のものですから、一応副作用は残ります。それで気功を併せると、気功というのは体内の自動謝整ですから、副作用をさらに減らすことができます。そういう結合によって、大きな効果を得られます。

治療の効果を上げると同時に、治療の時間を短縮することもできます。治療の場合は、時間がかかるとどうしても悪化してしまう恐れがあります。

♦白血病

それでは三者結合の例として、白血病についてお話ししましょう。

白血病には今まで抗癌剤ばかり使っていますが、死亡率も高いです。なぜ死んでしまうかというと、抗癌剤を使うと体質が弱くなるんです。免疫力が落ちて、弱って死んでしまいます。

しかし、いくら副作用があるといっても、抗癌剤が最も効果があります。病気の細胞に対して最も攻撃力が強いですから、たくさんの人が使っています。

でも、体力が落ちると死んでしまいますから、そのために今度は漢方薬でその体質を上げることが考えられ始めました。それに本人が気功を練習することに

よって、体内のバランスが戻りますから、抗癌剤による副作用を解消することもできます。

今まで、中国の病院で受け持った患者さんの何人かは、化学療法を便.った時、毎回毎回途中で「これ以上我慢できない」と言いました。その後で、気功を併せたら、治療が最後までできました。

私は中国にいた時、肺膿瘍と肝臓癌の患者さんを受け持っていました。その二つの細ま癌の中で長も怖いと言われています。それは拡散が早い、転移が早い、それに抗癌剤も効き目が鈍い。それで、気功を勧めてみましたら、全体の細胞の強度が強くなってきました。もう一つ、気功をやることによって抗癌剤に対して効果が上がるようになりました。

よく癌になって、手術は嫌だ、気功で治したいという相談がありますが、その時に、こちらとしてはもちろん気功は良いことは良いのですが、ただ時間がかかりますから、ひょっとしたら体質がまだ上がらないうちに癌が転移したり、憲化したりする恐れがありますというふうに説明しています。やはり、総合的に治療した方が良いですね。

♦自律神経失調症

もう一つ、症状の例を挙げましょう。自律神経失調症、これを日本人はほとんど持っているそうです。大した病気ではないんですが、本人は何となく悩んで疲れてしまいます。さらに、治療するお医者さんも疲れてしまいます。

特に、日本ではかかりつけのお医者さんがいますから、何回も何回も繰り返して尋ねると治射る方も嫌になります。俗帯ですれ「患者さんは頭執れお医者さんはもっと痛い」。(笑)

治療の方法ですれ師匠だと大体「柳安楓を与えます。安定剤あるいは睡眠剤を飲むと一応良くなりますけれども、何となく疲れます。前よりもつと疲れます。

安定剤を使うのは仕方がないんですけれども、ここでお勧めしたいのは瑚発見で触咤定舶少量使って、それに鋤を併せて身体を鍛えた方が良いと思います。

気功をやると十分に身体がリラックスするので、外部からの書の侵入も防げるわけです。気功をやると血液の通りが良くなるし、陰陽のバランスも保てますから鵬が離化するわけです。日本の病院では漢方医学がまだ認められてませんから、頭が痛ければ頭痛剤しか与えられないですね。

三者結合の総合治療の利点

もう一つ気がついたのは、日本では慢性気管支炎も患者さん多いようです。

西洋医ではお手上げで、抗生物質を与えるくらいでしょう。それを西洋医学、漠方医学それに鋤を併せて治療することによって効果が増と上がります。

漢方の考え方は、これに対しては「肺を軌、を与える」ということ-肺の機能を良くするということです。それと同じように、鋤の柵の時は呼吸法が応用されています。その患者さんの体質・症状に併せていろいろな呼吸法がありますから、適切な呼吸法をやることによって治る可雛があります。

こういうような熊によって・肺の触確ります。今まで気管支炎がひどくなると酸素吸入しかありませんでした。しかし・こういう鋤と漢方医学の

総合的治療を行うと・だんだんマスクも外せるようになるでしょう。

他にも、三者結如治療はたくさんあります。いろいろ舶挙げました机言いたいことは「総合治療の利点」ということです。

社会はますます激しく変化していくわけですから、それに対応するためには、やはり一つだけということは時代遅れで、三者結合ということを今は考えなければなりません。今、新しい病気がどんどん出ていますね。今までは癌が一番怖かったんですが、最近はエイズだとかいろいろあります。そういうものには、いろいろな方法を合わせた治療をした方が良いと思います。こういう総合治療によってたくさんの人が元気こなっています。

もう一つ具体的な例として、日本の社会では老人がだんだんふえています。

それに対応するためには、どれか一つの医学というのは間に合わないと思います。総合的に考える事が必要だと思います。誰でも長寿を望んでいますけれども、それぞれの利点をうまく取り入れることによって目的が達成できるでしょう。

気功を練習するということは

それでは、どうやって気功をやればいいかという事を簡単に触れていきましょう。

気功は古典的に生命体という考え方に基づいたものです。それをやることによって、体内の真気(しんき)を増やすことができます。真気を増やすことによって、心身共に高度に成長する-一昔からそういう事が考えられてきました。

気功の歴史とか種類とか、説明する人によって大きな差があります。また気功を「気と功」というふうに分けて考える人もいますが、それは間違いだと思います。有機的に結合されたものです。

真気を細かく分けると、元気(げんき)一一一儀から受け継いだ気です。これは元々持っている先天の気といいます。もう一つは後天の気と青いますが、生

まれてから食べ物などで中に入れた気です。もう一つは、宇宙の気と言われますが、呼吸によって取り入れる気です。大体、この三種類が真気になるわけです。気と一言で言っても、その中身は一つの混合体と言っていいでしょう。

「軌というのは「鍛える」という意味があります。もっと細かく言いますと、功は元々の体質はどうだったか、そして今どうなっているか、結果はどうなるか、そういう三つの事も含まれていますe効果もその中に含まれます。

♦気功の特徴と効果

気功の特徴は幾つかありますが、まず第一に漢方医学に支えられています。

陰陽とか五臓六腑とか様々な言い方がありますが、それはすべて漢方医学から生まれたものです。ですから、気功をもっと深く知りたい方は、ぜひ漢方医学を理解していただきたいと思います。それを離れては成り立たないと思います。

人によっては宗教の角度から気功を見る人もいますが、それも結構ですが、角度は違います。

それから、第二の特徴は、体内のものによって自ら体内を調整することです。

体内は戦場です。正しい勢力、悪い勢力がありますが、正しい勢力が盛んな時は悪い勢力が衰えます。気功の練習は正しい勢力を強くすること、つまり真気を強くすることです。

第三の特徴は気功の三要素ということです。「身体を調整する」「心を調整する」「呼吸を調整する」、これがあるから太極拳とか体操と大きく違ってきます。

普通一般の運動はほとんど手足や身体の動きですね。一部のものには呼吸もありますけれども、心の面はほとんどありません。

第四の特徴は、先ほどもお話ししたように「開発力」があります。超能力と か潜在能力を引き出すことができるのです。

次に、気功の効果として幾つかのことが考えられます。

まず漢方医学と密接な関係にありますから・体内の気を整えることによって、各臓器に影響を与えます。気功で病気を治すことは最近の話ではありません。

大昔からあったんです。ただ、いっまでたっても新鮮な話題だと思います。

気功をやっている時は、気功状態と言われますが、その気功状態に置かれている人は大脳が保護されています。大脳が休んでいるのです。結果的には、気功の練習の後、頭が冴えて元知ヾ出ます。脳がリラックスしていると、血圧も下がります。こういう結果は自律神経失調症などの症状を和らげることになります。

それから、血管、心臓に対しての効果です。末梢血管の血液の循環を良くすることができます。よくある「冷え性」は手足の一番端にある血管の機能がまだ十分に働いていないためです。気功をやることによって血液循環も変えることができます。

今、血圧を下げることができるとお話ししましたが、もうーっ狭心症を予防することもできます。また、呼吸器系に対する効果-肺の機能を良くすることができます。消化器系に対する効果は、胃腸の機能を良くします。日本人は胃腸病が多いですねeですから、気功をやれば多分治るでしょう。それから、消化の効果を促進することができます。

そして、内分泌に対する効果もあります。痩せることです。あと、血糖値が高いとか、そういう病気に対しても効果があります。もう一つ、気功を練習することは免疫系に著しい効果があります。免疫系の機能が十分に保たれますと、腫瘍が発生しにくくなります。今のところ、癌もエイズも免疫系の機能がダウンしたから起こるんですね。中国では、気功をやっている人は腫瘍の発生率がずっと下がるという統計がありました。

人生の中で40代以降、腫瘍の発生率が多くなります。40代は働き盛りで、家庭や社会を支えているんですが、その人たちが最も危険です。ですから、こういう年代の人は少しでも時間があれば気功をやって、免疫系を丈夫にすることによって、これからの人生をもっと楽しめるのではないかと思います。

それから、ウイルスの侵入に対しても、今、西洋医学ではどうしようもありません。B型、C型肝炎などのウイルスの病気も、気功をやることによって変えることができます。

ただ、気功が良いから、それだけを一生懸命やればいいということではありません。本を読んでも「般向けのものや理論的なものしか書いてありません。

たまたま自分の病気が本に書いてある症状と同じならその通りにやれば良いのですが、そこに書いていない病気になった場合はいくら本を読んでも、お医者さんに聞いても適切な治療はできないと思います。

私の見解ですが、どうも日本のお医者さんは本を読んで病気を治しなさいという考え方ではないかと思います。教える方が間違っていると、教わる方も間違ってしまいます。

今日は入門ですが、これからはもっと具体例を挙げて、皆さんからのご相談がありましたら、それに合わせてお話ししたいと思います。できるだけ本に書いてあることを避けて話したいと思います。